カブリオレがビートルのラインナップに加わったのは1949年のことですが、フォルクスワーゲン計エンジンは高価なんで、そんなに売れるとは思ってなかったみたいです。それなんで、カブリオレの生産はオスナブリュックに工場を持つコーチビルダー、カルマン社の手に全面的に委ねられたのが当初の話。

結局のところ、ハインツ・ノルトホワと幹部さんたちの判断は正しかったことになるんですが、カブリオレは80年1月までに33万台作られたんですが、これはセダンの生産台数に比べたら大海の一滴にすぎない訳です。カブリオレに対しても、セダンの後を追うかたちで、長年にわたって同様な改良が行われてきたんですが、この二つのモデルには決定的に異なる部分があります。

レストアを考える人なら最低限以下の点を頭に入れておいて欲しいのですが、ビートルに限らずどんなセダンでも、ルーフを取り去ってみると。ボディのどの部分にストレスがかかるのかすぐに判明しますが、カブリオレビートルでは、ボディのその部分があらかじめ大幅に補強されて、剛性がアップしています。セダンよりも丈夫にできているカブリオレ。そんなに売れないのではなんていいながらもしっかり作っている所に、フォルクスワーゲンの魅力を感じずにはいられない今日です。

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